月の下にて懺悔を 2008/10/17 (Fri)

――tresti mendacium.

今日、嘘を付いた。
自分の保身を守るために、お世話になった人に嘘を付いた。
同じ質問に同じ嘘を付いたのは何度目だろう。数えるのも飽きた。

他人に嘘を付くことは自分を欺くことと同じだ。
分かっていながら、自分がかわいくなった。だから守ることを優先してしまった。

重ねれば重ねるほど、重くのしかかるものがある。
続ければ続けるほど、重く引きずるものがある。
昔あれほど嫌がっていた「嘘つきな大人」というものに、立派に私はなっている。
そんな気がする。

此処で書くことが決して懺悔になるわけではないが、
許しの言葉を相手の目の前でいえる勇気を持たない自分が嫌でたまらない。



胸が、波長を狂わせて痛む。

本当にごめんなさい。