今宵は星影が見えない。 2008/04/13 (Sun)

今日は星が見えにくいようです。


星の存在はとても弱くて、月や太陽、地上の光にあっさりと負けてしまう。
けれども、空に燦然と輝く星たちは人を惹きつける何かを持っている。

だから人は、星を眺め何かを想ってきた。
今日もどこかで行われているだろうか。
昔と変わらずに、その行為を。



遥か彼方にいる星へ、地上から届かない手紙を書いてみる。


今日も君は輝いていますか？
その体を燃やしながら、命の火を灯していますか？

正直、君は小さいし、ここに届く光は僅かなものだし
どうしてそこまでして、何億光年離れたこの場所まで光を届けようとするのかって思うけど

けど、やっぱり君は素敵だと思う。
いつも一生懸命だから
どんなに離れていても、その光はいつも澄み切って見えるよ。

いつか君みたいな生き方をしてみたい。
小さくても、届く光は僅かでも
自分だけの光を放っていたい。

たとえ一生目立つことがなかったとしても
地上の何処かで誰かが気付いて、思っていてくれたら
きっと幸せだと思う。

そういう人生も悪くない。

君は今、幸せですか？




*『星』という漢字の意味を調べたところ、あの一文字で「澄んだ光のほし」という意味を表していたようです。
”ほし”に『星』という漢字をつけてくれた古代の人々に感謝。