本を返す日に 2009/07/15 (Wed)

本を返しに行く時、
不思議とその日は雨が降る。

雨がその時を狙っているのか
私がその時を狙っているのか

どちらにしてもまるで図ったかのように
タイミングが添っていく


雨に濡れる土の匂い
草花とコンクリートを叩く音
空からやってくる冷たい刺激

その全てから生じる心地よい旋律


雨は空間からの足音を止めて
本を返しに行った私は新たな読書に興ずる


雨と読書の相性は、たぶん最強だ。

 

厄には厄をもって 2009/06/22 (Mon)

朝はまぎれもなく良い目覚め
快調な手つきで今日の弁当作りは完ぺき
あぁなんとすがすがしい、今日も良いことありそうだ


と、思ったら


コケました（；-_-）


派手に膝にどストライク。現在進行形で痛い。

その後も厄が続き・・・
ケータイは落とし、
急激に痒くなったなと思ったら両目が腫れ、
何を食べたのかと思うほどの腹痛に見舞われ、

私はいったい何をしたっ！！！Σ(￣□￣；)

そして、仕舞いには厄が周りに伝染する（←？）という現象まで・・

って風邪かヾ(>_< )



きっと厄は接触感染なんだ。誰だようつしたの。

森の中 2009/06/10 (Wed)

嘘をつくたびに感じていくのは
葉が重なり合う様と何かが崩れていく音


森の中に一人立ちすんで

木々の緑が増していくのが分かる
重なり合っていく葉の厚みに
太陽の光さえ届かない

雨も風も何もかも触れることなく
広がりゆく暗がりに抵抗することも出来ずに
ただあの音だけが不気味に木霊する

そこから抜け出せば良いのに
土の上から足が離れない

抜け出せない
動けない

何度ももがき続けて
とうとうバランスを崩して前に倒れる


倒れた土は気持ち悪いほど生温かく
嫌な音を立ててゆっくりと体は沈んでいく

沈みゆく中、気づく


あぁ、あれは「崩れる」のではなく「沈む」音だったのか

紅月 2009/06/09 (Tue)

馬鹿みたいに必死でやっている自分がいる
自分の仕事も生活も
人とのかかわりから、話の展開方法に至るまで
すべてに境界線を引くことなく

ただほめられたい、笑ってほしい
幼い子供の想いに手をひかれながら

きっとその気持ちは見透かされている
今一番笑わせたい人に


「はは、馬鹿みたいだろ」

密かにそんなことを考えて
でもそんな自嘲趣味すらきっと見透かされている


なんて考えていたことも分かっているのだろうか
笑顔のない表情を見るたびに思う


本当に馬鹿なのかもしれない
狂気にも似た月を映しているような、厭な感覚

黒騎兵隊の行軍 2009/05/26 (Tue)

家に帰ってきたら、群がってました。
黒くて小さな「あの」軍団が。

；￣ロ￣）！！　む、群がってやがる

当然、焦る自分。数十匹の黒騎兵が列になって進んでいる。
彼らの嗅覚（？？）に脱帽。

何分間かのガムテープとの共同戦線で見事1/3を撃退。
残りはある一定時間で帰宅。あぁ、夕方になると帰るのね、君たち。

とりあえずどこがゲートウェイになっているのか突き止めることができたので、
当然のごとく関所を封鎖。たぶん事なきを得た・・・はず。


きっと、あの軍団にはダースベイダーの曲が似合っている。